インタラクティブ・ティーチング

「インタラクティブ・ティーチング」とは、学習者の主体的な学びを引き出し、これを支え、促進することを目的に掲げ、学習者相互および学習者・教授者間の教育的コミュニケーションを重視した教え方のことです。

インタラクティブ・ティーチングの活動

東大FFPを基盤に作成された、学外者も受講できるオンライン講座を開設しており、これまでに2万4千名以上が受講しています。
関連するイベントとして、さまざまな規模(20~300人の規模)の反転授業型のワークショップを開催し学内外の高評価を得ているほか、JREC-INポータル(※1)でのオンラインコンテンツとしての開講や、テキスト『インタラクティブ・ティーチング  -アクティブ・ラーニングを促す授業づくり-』(栗田佳代子、 日本教育研究イノベーションセンター(編)(2017))(※2)出版、「インタラクティブ・ティーチング 実践編1 学びを促す授業設計ークラスデザインの作法と実例ー」(中村長史・栗田佳代子(編)(2021)(※3)刊行など、幅広い活動を展開しています。

※1 JREC-IN Portal:国立研究開発法人科学技術振興機構が運営する「イノベーション創出を担う研究人材のためのキャリア支援ポータルサイト」https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekTop
※2 オンライン講座「インタラクティブ・ティーチング」の基本内容にプラスアルファを加えた「教え方を学ぶ」ための書籍
※3  「インタラクティブ・ティーチング」アカデミーの実践をまとめた書籍。1回の授業設計をどうすればよいのか、実例とともに丁寧に解説

東大FDのインタラクティブ・ティーチングの特徴

東大FDのインタラクティブ・ティーチング

1.東大FDのウェブサイトで、インタラクティブ・ティーチング各コンテンツを視聴することができます。
 インタラクティブ・ティーチング 受講方法


2.コースで受講したい場合には Coursera(各国の大学や企業から、学位をオンラインで習得してスキルを身につけることができるサイト)で開講されています。
 Interactive Teaching(インタラクティブ・ティーチング) | Coursera

修了証が必要な場合には有料ですが、不要であればすべてのコンテンツを無料でご利用いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
 「インタラクティブ・ティーチング」がCourseraで公開されました– 東京大学大学総合教育研究センター


3.JREC-IN Portalでも受講できます。  インタラクティブ・ティーチング (jst.go.jp)
(JREC-IN Portal については前述の※1をご確認ください)。

 

東大FDのインタラクティブ・ティーチングの特徴

  • 「インタラクティブに教える」ことに対する有益な情報や学びを提供します。
  • 「教える」ために必要な、一回分の授業のデザインや一つの授業科目としてのコースデザイン、アクティブラーニングの技法、評価方法など、基礎的な知識とスキルを学ぶプログラムです。自分のペースで学習を進めていくことができます。
  • 大学院生や大学教員のみならず初中等教育の教員や企業の教育担当者の方など「教えること」に携わるすべての方に向けたコンテンツです。

インタラクティブ・ティーチングのプログラム例

インタラクティブ・ティーチングでは、CourseraInteractive Teaching(インタラクティブ・ティーチング) | CourseraやJREC-IN Portal インタラクティブ・ティーチング (jst.go.jp))で、次のようなプログラムを無償公開しています。

  • アクティブ・ラーニングについて知ろう
  • アクティブ・ラーニングの技法
  • 学習の科学
  • 90分のクラスをデザインしよう
  • もっと使えるシラバスを書こう
  • 学びを促す評価
  • キャリアパスを考える1 大学教員としてのあり方
  • キャリアパスを考える2 ポートフォリオの利用

他の「ファカルティ・ディベロップメント(FD)」サービスを見る

東大FFP 大学総合教育研究センターでは、大学教員を目指す東京大学の大学院生、ポストドクター、若手教職員を対象として、教育能力の向上を目的とするプログラム「東京大学フューチャーファカルティプログラム(東大FFP)」を開講しています。
コンサルテーション 授業デザインやシラバス、カリキュラムの見直し、プログラムの新規の立ち上げなど、教育に関わる個別の相談に対応いたします。
PAGE 「英語で教える」上で役立つ授業の設計方法や工夫について実践を交えながら理解を深めるプログラムです。
学術俯瞰講義 学問領域の全体像はどうなっているのか、どのように有機的につながっているのかを学ぶ場となることを目指しています。