掲載日:2021年03月05日

「英語で効果的に教えるために」大学教員・大学院生のためのオンラインワークショップ 【基礎編】

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タグ FDPAGE英語ポスドク大学院生教員新任教員

実施日:2021年2月9日(火)10:00~17:00@Zoom meeting room

東京大学 大学総合教育研究センターのプロジェクト「Professional and Global Educators’ Community(PAGE)」では、株式会社アルク専属コンサルタント 吉中 昌國 氏を講師としてお招きし、「英語で効果的に教えるために」大学教員・大学院生のためのオンラインワークショップ【基礎編】というタイトルでオンラインワークショップを開催しました。(2020年9月に実施したワークショップと同内容です。)東京大学の教員・大学院生・特任研究員等9 名の方々にご参加いただきました。

今回のワークショップは、これから英語での授業を担当する予定の方、または既に英語での授業を行っているけれども基礎スキルを身につけたい方を対象に行いました。Zoomのブレークアウト・ルームの機能を利用して、アイスブレイクやグループディスカッションも組み込まれました。

ワークショップの前半では、非ネイティブのインストラクターが英語で授業を進める際の問題点として、生徒への指示語や誤解が起きやすい英文法の間違いなど具体的な例を挙げて考えました。その後、初回の授業で学生に親しみを持ってもらい、かつ参加意欲を高めるような導入部分を考え、一人5分ずつの模擬授業を行いました。参加者同士で発表者の良いところや、さらに良くするための改善点を述べ合い、講師からも丁寧なフィードバックを受けました。

後半では、簡単な分析シートを利用して、自身のコミュニケーションの方法と傾向を理解しました。そして多様な価値観やバックグラウンドを持つ学生の様々な行為について、その行為に至った理由をグループで考え、活発に意見交換をしました。異文化への対応や文化の差を理解するとともに、高コンテクストと低コンテクストというコミニュニケーションスタイルの違いについても学びました。


ワークショップ終了後のアンケートでは、受講者から次のような感想が寄せられました。
“講師の先生の話し方がゆっくりでわかりやすく、質問にも明確にお答えいただきとてもよかったです。”
“長時間のレクチャーとワークショップでしたが、適宜休憩やグループワークを入れていただき、とても快適に受講できました。授業構成の参考にさせていただきます。”
“日本人学生と外国人学生への教え方の違いという話まで含まれていてとても満足しています。例もたくさんあって、学生に合わせるためのアドバイスもありました。”
“PAGEが終わってしまうのがとても残念です。このような機会は是非継続していただきたいです。”

 

2015年度に発足したPAGEは、2021年3月末日を以て終了します。これまでPAGEでは、英語で教えるための知識を実践に結びつけるための講演会やワークショップを計21回行い、延べ240名の方々にご参加いただきました。皆様の今後の研究・教育活動の一助となれば幸いです。

 

※PAGEプロジェクトの提供する無料英語オンライン講座English Academiaはこちら↓
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