UTokyo OCW/東大TVは「世界に東京大学の知を開放する」という理念のもと、2005年から教育コンテンツのオンライン公開に取り組んできました。
いまや大学に限らず、多様な主体が知を発信する時代となっています。こうした環境変化をふまえ、大学はオープンエデュケーションを通じて、社会にどのような学びを共有できるのかが問われています。さらに今日では、知を一方的に提供するだけでなく、学習者・市民・企業・教育機関が境界を越えて協働し、共創することが、オープンエデュケーションの新たな課題であるとともに、可能性となっています。
本シンポジウムでは、オープンエデュケーションの研究者、オンライン教育を基盤とする大学、教養教育動画を配信する企業、そして高等教育の研究者を招き、これまでの知の公開を振り返るとともに、知の共創を通じた次世代のオープンエデュケーションのあり方を展望します
![]()
【日時】
2026年3月12日(木)13:00-16:55
【会場】
東京大学 本郷キャンパス ダイワハウス石橋信夫記念ホール(ダイワユビキタス学術研究館 3階)
【参加費】
無料
【お申し込み】
Googleフォームよりお申し込みください。
申込締切:2026年3月9日/定員に達し次第締切
申し込みフォームURL:https://forms.gle/zz9z2wFdoCTkDTye8

【プログラム】以下敬称略
※講演概要は登壇者提供
■開会挨拶(13:00-13:05)
浅見 泰司(東京大学大学総合教育研究センター センター長)
■ 第一部 東京大学オープンエデュケーションの紹介(13:05-14:00)
佐藤 浩章(東京大学大学総合教育研究センター教授)
蒋妍(東京大学大学総合教育研究センター助教)
第一部では、東京大学が運営してきた「東大TV」と「UTokyo OCW」という二つのプラットフォームの、20年にわたる歩みを振り返ります。 専門スタッフも登壇し、著作権処理・撮影・映像編集といった実務の観点から、コンテンツ公開に至るまでのプロセスや、東京大学のオープンエデュケーションを支えてきた取り組みや工夫について語ります。 併せて、本年度にセンター内に新設された撮影スタジオの概要や、現在進行中のプラットフォーム全面リニューアルの取り組みについても紹介します。
■休憩(14:00-14:15)
■ 第二部 セッション1 OCWの潮流とこれからのオープンエデュケーション(14:15-15:20)
セッション1では、大学教育におけるオープンエデュケーションの原点と現在地を確認し、その意義を改めて捉え直します。そのうえで、これからの時代にふさわしい学びのデザインや、知の公開のあり方について展望します。
宮川 繁(マサチューセッツ工科大学名誉教授)
「OCW: 大学教育コンテンツのオープンアクセス」
OCWは、大学の教育コンテンツにおける初のオープンアクセスモデルである。最初にそれを立ち上げたのはMITで、その後、東京大学が独自の特徴を持ったOCWを世界に提供した。
吉見 俊哉(東京大学名誉教授)
「大学は二度目の死を迎えているのか?-改めて考える大学教育の意義-」
少子化、ICTの普及、生成AIの誕生、大学の制度疲労が進む中、大学はいま「二度目の死」を迎えているのか。大学史とメディア論の視点から、大学教育の公共的意義と再生の可能性を問い直す。
■第二部 セッション2 新しい時代の学びの実践例(15:20-16:20)
セッション2では、大学の枠組みを越えて展開される多様な学びの実践に目を向けます。ZEN大学、LIBERARY(リベラリー)、通信制大学という、既存の大学制度の内外で進行するこれらの取り組みは学びのあり方を大きく変えつつあります。実践者の視点から、これからの教育の可能性を考えます。
若山 正人(学校法人日本財団ドワンゴ学園ZEN大学 学長)
「ZEN大学における取組 – 大規模完全オンライン大学での学び」
2025年4月に開学したZEN大学は、完全オンラインの新しい大学である。開学に込めた狙いやカリキュラムのあり方とともに、第一期生の実像についても紹介する。
木村 見悟(KDDI株式会社・リベラリー法人事業リーダー)
「新規事業としてのLIBERARY(リベラリー)の取り組みについて~リベラルアーツによる人財育成への想いと実践~」
KDDIがなぜリベラルアーツによる人財育成サービス「LIBERARY(リベラリー)」を新規事業として立ち上げ、活動しているのか。その意義と実践について企業への導入事例・お客様の声と合わせてご紹介します。
澁川 幸加(中央大学特任助教)
「通信制からみる学びのゲームチェンジャー」
近年、通信制大学に進学する若年層が急増しています。本講演では、その歴史的変遷と事例をもとに、新たな学び方を切り拓くゲームチェンジャーたちの姿と、高等教育のこれからを描きます。
■休憩(16:20-16:25)
■第三部 総合討論(16:25-16:55)
第三部では、これまでの議論を踏まえて、大学、社会、企業の知が、どのように交差し共創されうるのかという問いを登壇者全員と掘り下げます。
■閉会(16:55)
【言語】
日本語
【お問い合わせ】
大学総合教育研究センター TL推進部門
担当:湯浅 肇
E-mail: ocw * he.u-tokyo.ac.jp ( * を@に直してください)