5月24日、25日は東大FFPの5回目でした。今回のテーマは模擬授業のピアレビューの練習とまとめです。
模擬授業ピアレビューの練習
東大FFPでは6分間模擬授業を全員が行います。模擬授業1回限りでの実施はなく下記のスケジュールにしたがいます。
今回は、1.のピアレビュー練習を行いました。フィードバックの観点を持たないままフィードバックをしても、有益にはならないためです。また、自身の模擬授業の質をあげるために役に立ててもらう意図もあります。受講生2名に先行して模擬授業を披露してもらい、それをじっくりと検討します。
まず、模擬授業実践の価値(こうした機会は実はなかなかない、こと)、グラウンドルール(3K;敬意を持って、忌憚なく、建設的に)、自身の模擬授業つくりの観点獲得の意図を伝え、模擬授業検討に入ります。
(実際には全体共有は、もっとかかりました。)
そして、二人分の模擬授業が終わったら、良い点改善点の「メタ化」をグループで話し合い、共有します。この「メタ化」によって、自分の模擬授業や今後の授業作りの観点を得てもらいたいという狙いがあります。
まとめ by ポスターツアー
ポスターツアーという方法を使って、これまでに学んだことを総復習します。総復習をするとともに、「ポスターツアー」というアクティブ・ラーニングの手法を体験するという目標があります。
木曜・金曜どちらのクラスも、どうグループを組んでもすぐにチームで課題に取り組める雰囲気ができています。今回もどのグループも与えられたトピックのポスターを効率よくつくり、しっかりと一人ひとりが説明できていました。
前回行った「ギャラリーウォーク」との比較の上でのメリット・デメリットについて考えることを振り返りの課題の一部として含めました。
やはり、こうしたアクティブラーニングの手法は体験することによる学びが大きいように思います。自分が「使える」ところまでは保証できませんが、少なくとも、実感を頼りに、想像力は働きやすいようになっているのではないかと期待します。
(栗田)