学術俯瞰講義

学問領域の全体像はどうなっているのか、どのように有機的につながっているのかを学ぶ場となることを目指しています。

学術俯瞰講義とは

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学術俯瞰講義は、学問の入り口にいる大学1,2年生の皆さんが、「知」の大きな体系や構造をより広い視点から見ることにより、それぞれの学問領域の全体像はどうなっているのかそして学問領域同士はどのように有機的につながっているのかを学ぶ場となることを目指しています。

「知」が増大し、複雑に絡み合っている現在、あなたの進もうとしている学問分野が思いがけない分野と交わっているかもしれません。

文系、理系、という枠にとらわれず、色々な分野に足を踏み入れてみましょう。

学術俯瞰講義の特徴

  • 東京大学教養学部1、2年生向け(文科・理科)の正規講義
  • 主題科目学術フロンティア講義学術俯瞰講義(2単位)
  • UTokyo OCWで過去の講義を視聴可能
  • 文系の学生が理系の講義を、理系の学生が文系の講義を履修可能
  • 文理融合、医工連携等の学際領域の講義も多く開講

学術俯瞰講義のプログラム例(2019年度)

2019年度は「新しい医療が社会に届くまで ~データサイエンスが支える健康社会~」をテーマに開講し、次のような講義が行われました。

  • 医療におけるデータサイエンス 松山 裕(医学部)
  • ゲノム情報と人工知能を用いた新しい時代のがん医療 井元 清哉(医科学研究所)
  • 「薬が効く」ことを政府が「認める」とはどういうことだろう? 小野 俊介(薬学部)
  • 再生医療の治療開発について 髙橋 政代(理化学研究所)
  • 臨床試験の実施と解釈 大橋 靖雄(中央大学理工学部)
  • アカデミアで行う臨床研究の意義 藤原 康弘 (国立がん研究センター)
  • 医療ビッグデータを用いた医薬品等の安全性評価(薬剤疫学)について 小出 大介(医学部附属病院)
  • 質量分析と機械学習を融合したがん診断支援装置の開発:学際的研究から産学連携へ 竹田 扇(山梨大学医学部) 田邉 國士(早稲田大学理工学術院)
  • 臨床疫学―医療の不確実性に挑む科学 康永 秀生(医学部)
  • 命とオカネ、くすりとオカネ…くすりの費用対効果とは? 五十嵐 中(薬学部)
  • 新しい医療や情報をどう患者や市民に届けるか 髙山 智子(国立がん研究センター)

新着情報

2020年度は、「感染症を考える」コーディネータ︓佐藤 佳(医科学研究所)を開講。

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東大FFP 大学総合教育研究センターでは、大学教員を目指す東京大学の大学院生、ポストドクター、若手教職員を対象として、教育能力の向上を目的とするプログラム「東京大学フューチャーファカルティプログラム(東大FFP)」を開講しています。
インタラクティブ・ティーチング 「インタラクティブ・ティーチング」とは、学習者の主体的な学びを引き出し、これを支え、促進することを目的に掲げ、学習者相互および学習者・教授者間の教育的コミュニケーションを重視した教え方のことです。
コンサルテーション 授業デザインやシラバス、カリキュラムの見直し、プログラムの新規の立ち上げなど、教育に関わる個別の相談に対応いたします。
PAGE 「英語で教える」上で役立つ授業の設計方法や工夫について実践を交えながら理解を深めるプログラムです。